金文字

 霊的世界に関わっていると、金文字が出て来るがあります。
 これは私が伏見稲荷講に関わった最初の頃に、女先生から聞いた話。当時、伏見稲荷
山には支部の御塚が3基ありました。一基は支部長であった女先生が多くの講員さんと奉
納された豊受・豊川様が祭られた御塚。他に講員さんが10名程で各自の家系のお稲荷
様を祭られた御塚が2基。
 何故、10名ほどの方で組まれますかと言うと、その方の子孫が絶えても、他の講員さん
によってその御塚が守られるがあるからだそうです。伏見稲荷山に行くと解りますが、御塚
に彫られた神名は一つとは限りません。一つの御塚に何体もの神名が彫られているの
は、そうした関係なのです。最近、支部もそうした御塚がさらに2基増えて合計5基の御塚
があるようです。
 しかし、伏見稲荷山に行くのは遠いと言えば遠いわけです。そうした中で、神社の境内に
御塚を奉納したいという方があり、神社の境内にも御塚が建立されることになった。
 すると、建立する前に金文字で御塚建立の明細書が出て来て、御塚の建立が終わった
後の請求書は、その金額であったと言われます。
 女先生は、金文字は龍神様が教えて下さっていると言われていましたが、定かではあり
ません。ただ、金文字の存在は霊能者の方であれば、有ると言われるでしょう。

 私が言霊師の先生に師事していた頃、一人の老婆の姿が見えて、金文字で明治○○
年、◇◇の名が出て来ます。
 私はその場に来ておられた信徒さんの誰かの身内だとな感じ、この中に明治○○年、◇
◇の名に心当たりが在る方が居られませんかと聞くと、一人の老女が、それは私の母の
名前で明治○○年に生まれましたと言われる。
 こうした金文字で教えられることは幾たびかありました。しかし、それはその霊が金文字
で出しているとは思えませんでした。かなり力が強い存在でないと、出せないのではない
かと思えました。

 私の家の仏壇を拝んでいると蓮のつぼみが見えて来て、蓮の華が開いて、南無妙法蓮
華経の金文字が出て来ると、一緒に日蓮という金文字が浮かび上がって来て、日蓮の金
文字がフラッシュ状態になります。
 これは何事かと思いまして、今は遠くに引っ越しされて隠居状態の女先生の元を訪ねた
ところ、貴方の御先祖霊(五代前先祖霊)さんは日蓮さんの分魂なのです。私はそれを聞
いてやっと意味が解りました。
 私が子供の頃から私を守って下さっているお坊さん姿の御先祖様がある。南無妙法蓮
華経の金文字を背負っておられる。その方は2名のお弟子を連れておられる。そのお弟子
さんは日像さんと日昭さんと言われる。しかも、身延に居ると言われる。
 霊能者の方を通じて、私を守っておられるのは五代前の御先祖霊さんであることは判明
していたのですが、どうにもその関係が解りません。言われる内容が私の家系を知った者
でないと言えないことを言われるので私の家系の五代前さんであるのに、私に見えて来る
のは何故か鎌倉時代の内容。
 だが、御先祖霊様は日蓮さんの御分霊と知って、時々御本体が出て来ておられたのかと
納得もしたしだいでした。

 よく、血脈を言われる方があります。その点で言えば、私の祖父母は養子として現在の
家に入っていて、肉体論議で言えば私は御先祖霊様と血脈はありません。
 霊能者と呼ばれる方達の中にも、血脈と霊脈の違いを知らない方がおられます。


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